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スタッフ紹介

料理長
2009年新卒入社

「料理長という仕事」

母親の影響でパティシエになることを志し、専門学校に進学。ノバレーゼにパティシエとして新卒で入社後、2016年に女性として初のシェフパティシエに抜擢。婚礼統一メニューのデセールやデザートビュッフェ製作プロジェクトメンバーに選ばれる。2020年、新卒初の料理長に就任。

求めてたのは、自分の手で
人に幸せを提供できる場所

自分の行動で誰かが喜んでくれることにやりがいを感じ、学生時代は生徒会活動や部活動に励んできました。これからの人生を考えた時、幼い頃から親の影響で身近であり好きだった、調理や製菓を仕事にしたいと思うようになったことが大きな転機でした。「私が作ったものでたくさんの人に喜んでもらえる、このことを仕事にできればどれだけ幸せだろう。」そんな期待を膨らませ、製菓の道に進みました。通っていた専門学校は、製菓衛生士の資格取得ができるだけでなく、和菓子・製パン・洋菓子など広い分野の知識や技術を学ぶことができる環境がある場所でした。さまざまなことを学びながら自分の進路を模索する中、就職先として第一志望としていたのは、個人店のパティスリーでした。その理由は、お客様と顔を合わせて直接自分が作ったものを提供できるからです。

当時はホテル・ブライダル業界に対し、お客様の姿を見ることができないキッチンで大量にお菓子を製造しているような先入観があり、就職先の選択肢としてまったく考えていませんでした。しかし、たまたま見つけたノバレーゼの求人票の写真を見て、私は驚きました。いままで私が見てきた結婚式場とは一線を画す魅力的なゲストハウス。そしてその会場内に広がる「オープンキッチン」。そして、別の資料を見て知った、会場の壁や絨毯のデザインにも一つひとつ意味やこだわりがあること。それらから、結婚式やおもてなしの精神にただならぬ想いの強さを感じました。その後、実際に説明会に参加して出会ったスタッフの魅力に心から惹かれ、気付けば私はノバレーゼで働くことを望んでいました。

  料理長になることへの
「覚悟」と「期待」

今まではパティシエとして、ウェディングケーキの製作や、結婚式のデザート・レストランデザートの考案および作製、全国のクリスマスデザートの考案など、数多くのことに携わらせていただきました。いまは料理長として、デザートだけに限らずレストラン料理の考案や作成や原価管理、スタッフの教育、チーム作りに力をいれています。もともと、シェフパティシエになることは目標に置いていましたし、自分がどうすればシェフパティシエになれるのかも考えて行動してきました。全国の後輩たちのロールモデルとして、背中を見せてあげるためにも自分がその役職にならなければいけないという使命感もありました。その反面、料理長になるという選択肢は自分の中にありませんでした。もちろん、キッチン全体のことも気にかけていましたし、調理のヘルプにも率先して入っていました。

ただ、料理の知識もまだまだ乏しい状態の私が後輩に指導することは簡単ではなく、料理人をスキルで引っ張れる存在になることは難しいと考えていたので、料理長を目指すという選択肢を自分では打ち消していました。しかしながら、この先のビジョンを考えたときに、パティシエである私が料理長としてチームを牽引する経験はここでしかできないかもしれない、ノバレーゼというフィールドだからこそやってみたいという想いを少し抱えていたことも事実でした。そんな私の胸の内を知ってか、「料理の腕で引っ張ることだけが料理長ではない」と上司から声をかけてもらったのです。自分が料理長になることで、スタッフがいま以上に成長したいと思える環境をつくることができるのであればやってみようと、覚悟を持つことができました。

  その一皿の向こうに、
お客様がいる

私自身が料理の世界はまだまだ知らないことも多く、新しい知識・スキルの習得に課題は山積みです。ただ、いまはどのスタッフも自分から意見を出して協働しあえるチームになっていることを感じています。料理長がすべて決めるわけでもなく、スタッフが自ら主体的に自分の意見を出してチームとしての最良の結論がなにかを考えられています。活気もあり、いろんな提案がスタッフ側からあり、みんながイキイキと躍進できている様子を見た時に、自分がシェフになって良かったと感じることができています。

キッチンスタッフは、お客様と直接関わる場面が他職種と比べると少ないため、仕事が作業になりがちですが、常に自分の行動の先にお客様がいることを忘れないことにより、切っている野菜や作っているムース一つひとつまで気を配ることができると思っています。お皿に盛り込む時にも、その盛り込んだお皿1枚からお客様に気持ちが届くと考えて料理と向き合っています。ゲストにとって「特別な一皿」を生み出し続け、ご来館いただくすべてのお客様、そしてともに働くスタッフが笑顔でいられるように、想いを込めて仕事をする事をこれからも常に大切にしていきたいです。

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