スタッフとともに進化する「研修」
新たな角度からブライダルへの再挑戦

大学を卒業後、化粧品会社に新卒入社。美容販売インストラクターとして自社商品や美容知識の指導・提案を担当する傍ら、さらにメイクの知識を深めるためメイク専門学校の社会人コースに通いました。そこでブライダルにも携わる先生との出会いで人の美しさへの価値観が変わり、「内側から湧き出る最高に美しい瞬間をお手伝いしたい」とブライダル業界への転職を決意。ウエディングプランナーとしてリゾートウエディングのプロデュースなどを約4年経験。その後、ご縁あって人材業界へ営業として入社。派遣スタッフとの面談を通じて、「働くこと」への価値観の多様性を体感しました。出産を経て仕事復帰するなかで今後のキャリアを考えたときに、もっと踏み込んだキャリアのサポートがしたい、チームで誰かのためにいきいきと働くブライダル業界へ戻りたい、という2つの想いが大きくなっていきました。

ノバレーゼとの出会いは、登録していた転職サイトから面談のオファーがあり足を運んだことがきっかけです。面談でスタッフの誠実さと仕事を心から楽しんでいるという雰囲気がひしひしと伝わってきて、帰り道、自然と自分が一緒に働く姿が想像できたのを覚えています。また、切磋琢磨できる人たちと、想いをぶつけ合えるフラットな環境で働きたいと考えていたため、ホームページを調べたときに「人と環境がすべて」というメッセージを見て、ここなら自分のやりたいことが叶えられるのではないかと思い入社を決めました。

2019年にノバレーゼに入社後、教育研修部に配属となりました。主な業務内容は、社内・社外研修の企画立案、運営、講師をチームで担当しております。まずは、社内研修の同行や外部セミナーやテキストで研修に関する知識習得からスタート。入社から10カ月後、はじめて社内の中途入社研修の講師を担当することになりました。
上司から、「やってみよう！」と声を掛けてもらえたときは嬉しかった反面、自分が伝えられることがまだまだ浅いのではないかという不安との間で葛藤しました。自身が受けた中途研修のプレゼン資料を何度も読み返し、自分だったらどう表現するか、どんな話をしたら楽しくて心を惹きつけ、記憶に残るかを模索する日々。先輩方が研修で話している言葉からもヒントを得ながら、そこにさまざまな業界を経験した自分だからこそ伝えられるメッセージを加えることを意識しました。ロールプレイングでは、先輩方がたくさんの時間を費やし、私の良いところと課題にとことん向き合っていただいたことも印象的でした。
コロナ禍という状況もあり、研修当日はオンラインで実施することになりましたが、画面越しの仲間の存在がとても心強く、安心して臨むことができました。受講したスタッフが熱心にメモをとったり、ディスカッションで表情豊かに自分の気持ちを表現してくれたりする姿に胸が熱くなり、研修レポートの「明日から実践してみます！」「これからの仕事に活かしていきます！」という声にとてもやりがいを感じた出来事となりました。そして、スタッフが研修で学んだことを行動に移し変わっていく姿を本人だけではなく、現場の周りのスタッフからも聞くことができるのも、この仕事の魅力のひとつです。

ノバレーゼの研修を学ぶ中で、これまでの自分がさまざまな業界、企業で受けてきた研修のイメージがガラっと変わりました。それは、「なぜ」を突き詰めていくことと、オリジナリティを追求しノバレーゼらしいメッセージ性を込めるスタイルにあります。ノバレーゼの研修は、ディスカッションも多く、たくさん「考える」時間があります。自分なりに考え、意見として言葉にするからこそ、納得感があり、理解が深まります。そして、講義もスキルや一般論をそのまま伝えるのではなく、そこにスタッフ目線であるべき姿についてエッセンスを加えるからこそ、より自分事として捉え、主体的に研修に参加できると考えているからです。
会社の課題や受講生の反応に対して向き合い、都度勉強した知識を持ち寄り取り入れるスピード感や、新人の私にも意見を求められる環境がとても心地良く、まさに私が求めていた環境で仕事ができていることを日々嬉しく感じています。