新卒で不動産仲介の会社に入社し、営業として土地や建物の販売に従事してきました。不動産は数字の世界、価格交渉や契約など日々数字と向き合いながらも、その先にいるお客様が不動産の購入や販売によって幸せになってもらえることを常に意識しながら取り組んでいました。担当したお客様の名前が地図に載ることに、大きな責任とやりがいを感じていました。3年目を迎える頃、東京からUターンすることを決め地元での転職活動をはじめることにしました。
私は高校生の頃、野球部顧問の結婚式にサプライズゲストとして参加したことがありました。その会場のプランナーやサービススタッフの対応、普段入ることのない特別な空間に、高校生ながら興奮し感銘を受け、それ以来プロデュース・マネージャーは憧れの職業になりました。そこから就職活動で、ブライダル業界も受けましたが縁がなく、前職に入社しました。もう一度、ブライダルに挑戦したいという想いが日に日に強くなりました。地元の友人へ「長野に良い結婚式場ない?」と聞いてみたところ、友人のお兄様が長野県の結婚式場アマンダンスカイで結婚式をされたとのこと。そのときのスタッフの対応や会場の雰囲気がとてもよかったことや、ゲスト全員が感動に包まれる瞬間に家族として涙が止まらなかったという話を聞いて、そんな素敵な会場、素敵なスタッフと働いてみたいと思い、ノバレーゼへの応募を決めました。ホームページを調べたとき、とにかく「人」の印象が強く、自信に満ちたかっこいいスタッフの姿や、社員総会で全員が笑顔で楽しそうにしている写真が目に入ってきました。私も人を笑わせたり、楽しい空間をつくることが好きだったため、勝手ながらそこに自分がいるイメージがつき、ここで働きたい!とノバレーゼだけを受けご縁をいただき入社しました。
入社後、プロデュース・マネージャーとしてアマンダンスカイに配属され、新規接客や、打ち合わせから結婚式当日の責任者まで幅広く任せてもらっています。ある一組のお客様を担当したことが、プランナーとしての責任を強く感じるきっかけとなりました。ゲストを楽しませたい!とやりたいことがたくさんある素敵なおふたりでした。 私はおふたりのご要望をすべて叶えたいと思い、可能な限り進行に演出を組み込み、途中、親御様のサプライズ余興のご要望も加えながら当日を迎えました。結果的に、あたたかな良い結婚式となりおふたりも大満足して帰られましたが、私にとってたくさんの課題が残るご結婚式となりました。おふたりのご希望を優先するあまり、ゆっくり歓談や写真を撮る時間があまり取れなかったため、ゲストに喜んでもらいたいという本当のご要望は果たして実現できていたのだろうかと。プランナーとして、おふたりを導くことの大切さを痛感した出来事でした。それからは、ご要望を言葉通りそのまま受け取るのではなく、その先にある想いをくみ取り、ときにはノーということ、その代わり想像を超えるような代替案を提案することを意識し、プロとしての責任を持ちながら仕事に取り組んでいます。
前職は営業成績を個人で追い求めており、ある程度の結果は出せるものの、ひとりでは生み出せることに限界があると感じていました。今は、チーム全員で1組のお客様に向き合っているため、ひとりでは味わうことができない達成感や、幸せを感じることができています。価値観の違うスタッフが集まるからこそ、衝突することもあります。ただ、「おふたりの幸せ」という共通の目標に向かって全員が進んでいるからこそ生まれる化学反応によって、生み出される成果がこの仕事の楽しさではないかと感じます。私は、仕事やプライベートでも仲間と集まるときは、どうやったら目の前の人を楽しませられるかを常に考えています。笑顔は伝染するものなので、まずはスタッフ皆が笑顔になることで、その先にいるお客様が笑顔になれるような環境をこれからも率先して作り続けていきます。そして、地域のお客様に長く愛される結婚式場であるために、これからも仲間と「良い結婚式」をお手伝いし、ノバレーゼのファンを増やしていきたいと思っています。
大学卒業後、不動産仲介の営業として新卒入社し、土地や建物の販売業務に従事。Uターンをきっかけに、高校生の頃からの憧れであったウエディングプランナーへの転職を決意。2018年ノバレーゼに中途入社し、地元長野県の結婚式場「アマンダンスカイ」に配属となり、現在に至る。ウエディングプランナーとして新規接客や、打ち合わせから結婚式当日の責任者として活躍中。2020年、ルーキーオブザイヤーを受賞。2023年、プロデュース部門のマネージャーに昇格。