幼い頃からテレビ業界に憧れがあり、新卒でテレビ制作の会社に入社しました。アシスタントディレクターとして番組制作に携わる仕事は大変やりがいがあり楽しく打ち込んでいました。しかし、自分が手掛けた番組を見ている視聴者の反応をダイレクトに感じる事ができず、喜んでくれているのか不満を抱かれたのかさえも分かりづらい状況に、もどかしさを感じる事が増えてきました。もっと人と直接関わることのできる仕事につきたい、自分がアクションを起こすことでダイレクトに影響を与える仕事をしてみたい、と思うようになりました。
母が美容師だったこともあり、もともと身近で興味もあったファッションやヘアメイクの分野を中心に、転職活動をする中でノバレーゼと出会いました。「ドレスコーディネーター」という見慣れない職種を見かけ、興味を持って詳しく調べてみたことがきっかけでした。ブライダル業界は初めて知ることやわからないことも多かったのですが、ノバレーゼのホームページを見たときにそのドレスの美しさに心を奪われてしまいました。これまで見たことのないような洗練された美しさがあり、一気に私の憧れとなりました。また、選考の中で会うノバレーゼのスタッフには誰にもオーラがあり、目がとてもキラキラしていて、この仕事が本当に好きなのだろうなと感じました。私もこんなふうに働きたい、お客様の感動や喜ぶ姿を直接見てみたいと思い、入社を決めました。
入社後、ドレスコーディネーターとして宇都宮のドレスショップに勤務。そこで知ったドレスコーディネーターの醍醐味は、お客様の「初めて」の瞬間に立ち会える素敵な仕事だということでした。結婚式自体初めてのこと、ドレスやタキシードの試着はもちろん未経験のお客様ばかり。だからこそ、初めてドレスに袖を通した新婦様のキラキラした表情やドレス姿、ビシっとした新郎様のタキシード姿、初めておふたりが対面する瞬間、お互い照れて目が合わせられない様子や新婦様のドレス姿をみて涙ぐむ新郎様、おふたりのいろんな瞬間に立ち会うことができます。そのような大事な瞬間に携わりながら、おふたりに運命の一着をご提案させていただき、一緒に結婚式を創り上げていく楽しさがこの仕事にはあります。
現在は店舗のマネージャーとして、接客のみならず、店舗運営やスタッフの教育指導などにおいても裁量を任せていただいています。スタッフが幸せな状態で過ごせる環境があれば、お客様に笑顔や感動を最大限に届けられると考え、日々スタッフがいきいきと働ける雰囲気や、成長できる状況を作れるよう努めています。また、ドレスチーム内だけではなく、ウエディングプランナーやレストランサービスなど、他部署との連携を密にすることも徹底して取り組んでいます。いつも事務所はお客様の話で溢れていて、「先日お客様がこんなことを仰っていた」「打ち合わせ中にこんな会話で盛り上がった」など、細かなことですが、お客様の些細なことも他部署のスタッフと共有することで、チームみんなでお客様のことを想い、いろんな角度からサポートができるのではないかと思います。チームワークを大切にし、妥協は一切しない。一生に一度の結婚式を任せていただく立場だからこそ、万全の状態でお客様を当日まで導いていくことを大切にしています。
そのお客様の雰囲気、身につけている物、ファッション、描いている結婚式のイメージなど、あらゆるものを敏感に察知し、お客様に似合う運命の一着をご提案する。それが、ノバレーゼのドレスコーディネーターです。決して、「ドレスコーディネーターは、お客様の要望に応えてドレスの着せ替えをする人ではない」ということを、最初に先輩から教わりました。気付けば私自身も、たくさんの後輩スタッフにそのことを伝えていく立場になり、まさにノバレーゼスタッフのあるべき姿を体現していくように努めている最中です。これから先、もっとたくさんの花嫁様にノバレーゼのドレスを知ってもらい、花嫁様の憧れをすべて叶えられるようなドレスショップを誇りに思うスタッフと共に創っていきたいです。
テレビの制作会社に入社。報道番組や、朝のニュース番組の立ち上げに携わり、約3年アシスタントディレクターを務める。担当企画の内容に合わせてリサーチ、取材先を探し、ロケのスケジュール立て、映像の編集、映像の素材集めなど、幅広く業務を行う。また、チーフADも務める。2013年、ノバレーゼに中途入社。ドレスコーディネーターとしての活躍が認められ、現在は「NOVARESE横浜」にてマネージャーを務めている。